ウッディモリタのDIYフィールド > 木材と塗料の耐久レース > 中間報告 > 床板の裏面 (2010/11/06)

床板の裏面(2010/11/06)

サンプルデッキの裏面が気になったのでめくってみたところ,2つの新発見がありました。

表面はすっかり塗料が抜けて白化しています。 しかし裏面の塗料はしっかり残っていました。

新発見1 床板の裏面はほとんど劣化していない!

新発見の1つは,裏面がほとんど劣化していなかったこと。4年3ヶ月経過してこの状態なら上々です。ハードウッドも色落ちがほとんどありません。

ということは・・・

ウッドデッキは,完成後数年経って床板をひっくり返せば,また新築の雰囲気が味わえるということです。「1粒で2度おいしい」とはこのこと。

特に,高価なハードウッドは上下2回使わなきゃモッタイナ〜イ。畳と同様に「床板の裏返し」はこれからの常識になるかもしれませんね。

ウエスタンレッドシダーの裏面にも真面目に塗布したサンプルデッキA。 ウエスタンレッドシダーの裏面には塗らなかったサンプルデッキB。
SPF(スプルーフ・パイン・ファー)の裏面にも塗布したサンプルデッキC。
SPF全体に相当,ガタがきているのは確かです。床板を桁材に留めているコーススレッドの穴の部分も腐食が進んでおり,いつ抜けてもおかしくない状態。
ハードウッドの裏面。4年前(2006/08/27)と比較してみてください。

新発見2 木材腐朽菌おそるべし!

案の定,床板と桁材の接触面に木材腐朽菌がついていました。コンクリートの上に置き,通風・乾燥が十分な理想的な環境であってもコイツはやってきます。

今のところ,菌の侵入・発生と塗料との相関関係はわかりません。C2のサンプル(ウッドガード)に付着したからといってウッドガードが弱いとは判断できないので,今後の経過観察を待ちたいと思います。

C2のサンプルについた白い点。 この白い綿状のものが木材腐朽菌です。

実験は続く

床下はコンクリートですが,4年の間に土が溜り,コケも生えました。 このままの状態で実験は続きます。

実物のウッドデッキの弱点はどこ?

築後6年のウッドデッキをメンテナンスしたときに発見した意外な弱点をお知らせします。ウッドデッキのトップページから入ってください。

【ウッディモリタのDIYフィールド】トップページへもどる   このページのトップへ↑  次のページへ
←画面の左にメニューバーが見えないときは,ここ をクリックしてください。木材と塗料の耐久レースのトップページへ移動します。